仕事全般の悩み

仕事に行きたくない理由がわからないのはなぜ?原因と対策を解説!

「仕事に行きたくないけど、理由がわからない」

「理由がわからず、どうすればいいのか悩んでいる」

仕事に行きたくないという感情はあるのに、理由がわからず立ち往生している方は意外にも大勢います。理由がわからなければ、どのように対処すればいいのかもわかりません。

この記事では、仕事に行きたくない理由がわからない方に向けて、その原因と対策を解説します。最後まで目を通すことでどうすればいいのか道筋が見えてくるでしょう。

退職代行マイスターのプロフィール画像
案内人
退職代行マイスター 
鈴木拓海

『退職希望者』と『退職代行業者』の懸け橋になることを目標に本プロジェクトを立ち上げる。自分たちの退職時の経験から悩みに寄り添い、安心して利用できる退職代行業者のみを紹介する。

使いやすさNo.1 退職代行ランキング

仕事に行きたくない理由がわからない原因は2つ

仕事に行きたくないのに、その理由がわからない方は大勢います。会社に不満があるわけではないけれど、なぜか仕事へ行きたくないと感じてしまうのです。

理由がわからなければ次のステップに進むことができません。仕事に行きたくない理由がわからない場合は、2つの原因が考えられます。

  1. 心の疲れ
  2. 自己肯定感の低下

まずは、なぜ仕事に行きたくない理由がわからないのかを明確にしていきましょう。

1.心の疲れ

心が疲れてしまっていることで、毎日のように仕事へ行きたくない気持ちが込み上げてくる場合があります。心が疲れてしまっていることが原因である場合、以下のような状況に陥っていることが多いです。

  • ただ仕事に行きたくないことだけが頭を占めている
  • なぜ仕事に行きたくないのか考えることができない
  • 仕事に行きたくない気持ちが長期間続いている
  • 仕事意外にもあまり関心や気力が湧かない

ストレスを受け続けることで心が疲れてしまう状況に陥りやすくなります。心が疲れてしまうと全ての気力が削がれ、仕事へ行きたくない気持ちが大きくなってしまうのです。

仕事に限らずプライベートでの趣味などにも興味がなくなってしまう状態は非常に危険です。心の疲れによって精神疾患のリスクが高くなることもありますので、自身の変化には注意しておきましょう。

2.自己肯定感の低下

自己肯定感がもともと低い方や、何らかの理由で自己肯定感が低くなってしまっている方は、理由もなく仕事に行きたくないと感じてしまうことがあります。自己肯定感とは自身の存在を評価し受け入れる感情のことです。

自己肯定感が高い状態では、自信を価値のある人間だとポジティブに捉えることができますが、自己肯定感が低い状態になると自身の価値や存在意義をネガティブに捉えてしまいます。

自己肯定感が低い場合、自分そのものに自信を持つことができなくなるため仕事に行きたくないと考えてしまうことが増えます。根本的な思考部分がネガティブになってしまうことで、明確な理由がなくても体力やストレスを感じる会社に行くことが苦しくなってしまうのです。

「心の疲れ」は3段階に分かれる

仕事に行きたくない理由がわからない原因となる「心の疲れ」は、危険度に合わせて3段階に分けることができます。危険度が高ければ高くなるほど、うつ病などの精神疾患のリスクが高くなるため注意が必要です。

危険度☆☆★:会社に行けば仕事をこなせる

理由もなく会社に行きたいとは感じるものの、会社に行ってしまえば仕事をこなすことができる状態です。危険度は低く、疲れの度合いもそれほど大きくない点が特徴です。

会社に行くことができるか・行ってしまえばそつなく業務をこなすことができるかという点が判断基準となります。

朝起きた瞬間や、通勤時に仕事へ行きたくないな……と感じるものの、仕事に行ってしまえば問題はありません。ごく一般的な感情とも言え、働く人の多くは経験したことがあるでしょう。

危険度☆★★:憂鬱でなかなか家から出られない

理由もわからず仕事に行きたくない気持ちでいっぱいになり毎朝家から出られない方は、心に溜まった疲れが蓄積している状態です。仕事に行こうとしても身体が言うことを聞かず、休んでしまうこともあるでしょう。

心の疲れが慢性的に続いてしまっていることで、明確な理由はなくとも仕事へ行きたくない気持ちが顕著に現れることがあります。

危険度も高く、適応障害やうつ病など精神疾患へのリスクが大きい点が特徴です。家を出ることができても電車に乗れない、車から降りられない場合もあるでしょう。

危険度★★★:感情失禁や不眠が見られる

仕事のことを考えると突然涙が出てくるような感情失禁や、仕事前夜の不眠など日常生活への影響が大きい場合は非常に危険です。適応障害うつ病の初期症状であることも考えられ、明確な理由がなくとも顕著な出社拒否が現れます。

時には、めまいや吐き気など身体症状が現れるケースもあります。適応障害の初期症状は以下の通りです。

適応障害の症状はさまざまで、不安、抑うつ、焦燥、混乱などの情緒的な症状、不眠、食欲不振、倦怠感、易疲労感、頭痛、腹痛などの身体症状、遅刻、欠勤、早退、粗暴行為などの行動の問題があります。悪化すると、次第に対人関係や社会的機能が不良となり、仕事にも支障をきたし、うつ状態も生じます。

福山市医師会 適応障害

適応障害はうつ病への移行リスクも高く、非常に危険な状態です。これらの症状がまだ出ていなくても、著しく仕事へ行きたくない気持ちが強い場合は、心の疲れが限界値に達しているケースがあります。

理由なく仕事に行きたくない場合の対処法

明確な理由はないものの、仕事に行きたくない場合の対処法をご紹介します。対処法は大きく分けて、自己肯定感への対処法と心の疲れへの対処法があります。詳しく解説していきましょう。

自己肯定感を高める

理由なく仕事にいきたくない場合、自己肯定感が低くなっている可能性があります。自己肯定感を高めることが考え方の変容にも繋がり、仕事に行きたくない理由が明確になることも多いです。

また、ポジティブに仕事を頑張るきっかけになることもあります。自己肯定感を高める方法をみていきましょう。

1.環境を整える

自己肯定感を高めるには自身に悪影響を及ぼしている環境を変える必要があります。自己肯定感は自分の内側部分にある感情なので、自分自身の意思で変化を起こすことは非常に難易度が高くなります。そのため、まずは環境に変化を起こすことで心の変容に働きかけることが有効です。

例えば、部屋を綺麗にする・模様替えをしてみる・付き合いを持つ人を変えてみるなどが有効です。部屋を片付けるような簡単なことでも気持ちがスッキリすることがあります。

また、自分自身に悪影響だと考える人間関係をスッキリと清算する人間関係断捨離もおすすめです。まずは環境から明るくしてみることを心がけましょう。

2.生活習慣を整える

生活習慣を整えることは、心を整えることに大きく結びつきます。睡眠や食事・運動などの生活習慣は、人間のあらゆる行動を司る自律神経に影響しています。生活習慣が乱れることで自律神経の乱れに繋がり、精神的な面も悪影響を受けてしまうのです。

自律神経が乱れてしまうと自己肯定感は低くなってしまいがちです。夜更かしを改善する、栄養のある食事を摂る、定期的に運動をするなど、まずは簡単なことから初めてみましょう。

初めのうちはとても難しく感じるかもしれませんが、習慣化することで自己肯定感の改善も期待できます。

3.自分に対して肯定的になる

自己肯定感を高めること=自分に対して肯定的になることですが、これが非常に難易度が高い対策です。自分を認めてあげることは、挑戦してすぐにできるわけではありません。まずは以下のような方法を試してみましょう。

  • 毎日嬉しかったこと・頑張ったことを必ず3つ書き出す
  • 自分のいいところを紙に書き出してみる
  • 「ごめん」を「ありがとう」に置き換える

自己肯定感を高めるには感情を刺激することが大切です。ネガティブな感情をポジティブな感情に置き換える練習を続けましょう。

毎日嬉しかったことを書き出してみることや、自分のいいところを振り返ってみることなどが効果的です。可能であれば、日記を書いて自身の感情と向き合うことがおすすめです。

また、言霊のように言葉が感情へ与える影響は大きいと言われています。自己肯定感が低い人は「ごめんなさい」を多用しがちなので、「ありがとう」に置き換える練習をしましょう。

感情の変容は時間がかかることですが、継続することで自己肯定感を高めることができます。

一定期間休息をする

心が疲れてしまっている人の対策として、一定期間休息を取ることがおすすめです。心が疲れ切ってしまうと、数日間休息をした程度では疲れの回復を期待することはできません。

心の疲れをしっかりと改善するには、一定期間の休息が必要です。有給休暇を消費して長期の休暇を取ることや、休職制度を活用するといいでしょう。

会社への罪悪感があるかもしれませんが、無理をして働き続けることでうつ病のリスクが高まります。なぜ仕事を辞めたいのか明確にするためにも、まずは一度ゆっくりと休みましょう。

転職・退職を考える

休息をしても回復が見込めない場合は、今の仕事を辞めることを検討しましょう。仕事に行きたくない理由がわからない場合でも、仕事がストレス要因となっていることがあります。

無理をして働き続けると、さらに状況が悪化してしまうリスクも高まってしまいます。休息をした上で回復が見込めないのであれば、思い切って退職を検討することがおすすめです。

会社への罪悪感があるかもしれませんが、自分自身を守るためにも退職は重要な選択です。退職をなかなか言い出せない場合は退職代行へ依頼することもできます。

退職代行は、退職以降に代弁や退職手続きのサポートを受けることができるサービスです。退職代行については以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

退職代行ってどんなサービス?
【動画あり】退職代行とはどんなサービス?辞めるまでの流れと利用上の注意点解説! 退職代行を使ってみたいけど、どんなサービスなのか不安。実は怪しいサービスなんじゃないの・・・? 退職代行の存在はなんとなく知って...

気分が落ちている時の判断は要注意

心の疲れや自己肯定感の低下で、仕事に行きたくない理由がわからないことがあります。とにかく仕事に行きたくない一心で退職を決めてしまうことがありますが、気分が落ち込んでいる時の判断には要注意です。

心の疲れや自己肯定感の低下では、「本当は仕事に行きたくない理由があるのに考えることができない場合」も少なくありません。

落ち着いて考えれば、今の会社で働き続ける方法が見つかることもあります。気分が落ち込んでいる時に退職を検討するのではなく、一度休息を挟んでから退職を考えてみるといいでしょう。

要望を伝えても休職や有休消化をすることができないような会社であれば退職をするしかありませんが、そうでない場合は一度時間を置いてみることをおすすめします。

仕事に行きたくない自分と向き合うことが大切

仕事に行きたくない理由がわからない時は、心の疲れや自己肯定感の低下が原因であることがほとんどです。仕事に行きたくない理由を無理に考えるのではなく、自分自身と向き合うことが大切です。

まずは、心の疲れを癒すことや自己肯定感を向上させることに意識を向けましょう。そうすれば、自然と仕事に行きたくない理由が見えてくる場合もあります。

退職代行マイスターでは、記事の後半でご紹介した退職代行サービスに関する情報を提供しています。退職を決断した上で退職代行サービスの利用を検討されている方は、ぜひチェックしてください。

厳選!おすすめ退職代行サービス
  • 退職代行ニチロ―

    退職代行ニチロ―
    ニッチローさんがイメージキャラクターを務める日本労働調査組合が運営。労働組合であり、法の御三家である弁護士、社労士、税理士が顧問に入っているため安全性が非常に高いのが特徴。
  • 退職代行ガーディアン

    退職代行ガーディアン
    東京労働経済組合(TRK)が運営。労働組合法人が運営しているため企業との交渉ももちろん可能、あなたの状況や意向に基づき円満退職に導いてくれます!
  • 退職代行SARABA

    退職代行SARABA
    退職代行SARABAは『株式会社スムリエ』と労働組合である『退職代行SARABAユニオン』がタッグを組んだ退職代行サービスです。
関連記事