「今の会社に転職先の会社情報を知られたくない」
「転職先がバレることってあるの?」
今の会社を退職し新たに転職する場合、転職先の情報は秘密にしておきたい方も多いでしょう。実は、転職先の情報漏れは対策次第で予防することができます。この記事では、転職先の情報がバレる原因や、リスクを軽減させる対策について詳しく解説していきましょう。

- 案内人
『退職希望者』と『退職代行業者』の懸け橋になることを目標に本プロジェクトを立ち上げる。自分たちの退職時の経験から悩みに寄り添い、安心して利用できる退職代行業者のみを紹介する。

なぜ?転職先がバレる原因2つ
転職先が知られてしまうことが恥ずかしい、なんとなく嫌だという方は多いでしょう。また、会社が転職について悪いイメージを持っている場合や、転職してから嫌がらせをされることを心配する方もいます。一般的に転職先がバレてしまうケースは少ないですが、リスクは0ではありません。
転職先の情報が会社にバレてしまう原因として、以下の2つの原因が挙げられます。
- 自身の発言やSNS投稿
- 転職先経由での噂
各原因について、詳しく解説していきましょう。
1.自身の発言やSNS投稿
自身の不用意な発言や、家族や同僚に話してしまったことによって会社へ伝わってしまったというケースです。「誰にも話さないで」と念を押していても、どこからか情報が漏れてしまう可能性は大いにあります。そこに悪意がなかったとしても、自身の発言が原因であることは確かです。
また、最近ではSNSの投稿にも注意が必要です。自身が気を付けていたとしても、転職先の方の投稿でバレてしまうケースもあります。SNSでは転職先の情報はもちろんのこと、自身が特定されるような発言は控えておくことがベターです。
2.転職先経由での噂
前職と同じ業界へ転職した場合によくあるケースとして、転職先経由でバレてしまうリスクがあります。転職先と今の会社が取引をしている場合はもちろんですが、たまたま繋がりのある人がいる場合もあります。
世間は意外と狭いもので、同じ業界にいるとどこかで繋がりを持ってしまうケースも多いのです。同じ業界へ転職する場合は、注意が必要です。
転職先がバレた事例
先ほど、SNS引用でもご紹介したように、転職先がバレてしまった事例は意外にも数多く存在します。口コミと併せて事例を確認していきましょう。
転職先に、前職の同僚や後輩が職場見学に来てしまったケースです。以外にも多い原因の1つで、転職先の情報が漏れてしまうことがあります。あなたがどれだけ用心していても、避けることは難しいケースだと言えるでしょう。
転職先のミスでバレてしまうケースもあるようです。転職先の担当者には転職情報を知られたくないと伝えておくことがベストです。
やはり、会社と転職先に何らかの繋がりがあってバレるケースも多いようです。注意していても気づけない関わりも多いので、発言には用心しないといけません。
転職先が会社にバレる可能性は低い
一般的に、自身が転職先がバレるような発言をしなければ知られてしまう可能性は低いと言えます。会社に転職をする旨を伝えたとしても、転職先を伝えなければ問題はありません。しかし執拗に転職先の探りを入れてくる会社も存在するため、場合によっては転職をすることを伝えないという選択もあります。
転職先も個人情報の保護を行ってくれるので、基本的にはバレないと思って問題ないでしょう。しかし、リスクを軽減させるためには対策を講じておくことをおすすめします。
情報漏れを防ぐための対策
転職先の情報が漏れないためには、以下の2つの対策を講じておくことが重要です。
- 虚偽の発言には要注意
- 他人を信用しすぎることはNG
各項目を詳しく見ていきましょう。
虚偽の発言には要注意
退職時に虚偽の発言をすることは要注意です。会社の引き留めが強く、嘘をついてしまう人も多いですが、情報が漏れてしまった場合にトラブルへ発展することがあります。
例えば、両親の介護があるので働くことが難しいと退職をしたのに、転職をしたことが知られてしまうと都合が悪いです。どれだけ留意していても情報が漏れてしまう確立は0%ではないので、虚偽の発言には注意しておきましょう。
できるだけ嘘をつかないことがベターです。
また、転職先の面接や書類に虚偽の記載をしてしまい、後々それがバレてしまうケースもあります。この点は後程詳しく解説していますが、基本的に虚偽の記載はNGです。
他人を信用しすぎることはNG
家族や親友ならいいだろうと考えて転職先を伝えたが、結局バレてしまうケースは非常に多いです。基本的に、転職先がバレたくないのであれば誰にも転職先を伝えないことが得策です。
転職先の会社に人間にはもちろんのこと、全く関係のない友人にも伝えないことが重要となります。噂はいつどこで繋がるのかが分からないため、やりすぎと感じる程度の対策を講じておく方がいいでしょう。
転職先にバレる前職情報は主に4つ
転職先の情報が会社に伝わってしまうリスクは低いと解説しましたが、転職先には現職の情報が知られてしまいます。これは基本的に防ぐことができないため、理解しておきましょう。転職先に知られてしまう項目は、以下の4つです。
- 前職の社名
- 年収
- 税金額
- 扶養家族の有無
これらは源泉徴収票や年金手帳などから知られてしまいますが、これ以外の項目が知られることはほとんどありません。
「前職調査などで解雇や悪い噂、面接での虚偽がバレてしまうのでは?」と思っている方も多いですが、前職調査は会社の信用にも関わることから行われることはほとんどなく、過剰な心配は不要です。
ここでは、ほぼ確実に知られてしまう4つの項目の詳細と、バレた際に生じるリスクを解説します。
前職の社名
転職先への入社時に必ず提出する入社時に提出する「雇用保険被保険者証」には、保険番号以外にも「前職の会社名」「前職の退職年月日」が記載されていることから社名は確実に知られてしまいます。また、経歴詐称を行った場合もバレてしまうため注意が必要です。
年金手帳などでもバレてしまうことが多いようです。
年収
源泉徴収票からは、前職の年収が知られてしまいます。年収が知られることによって生じるリスクとして、面接時の虚偽や経歴詐称を行った場合は怪しまれるケースがあるということです。
例えば、「前職の年収に合わせてお給料を設定します」といった転職先であることから、お給料を少しでも多く貰おうと前職の年収を偽ったとします。しかし、源泉徴収票の提出で前職の年収は知られてしまうので虚偽がバレてしまうことに繋がります。
また、経歴を詐称した場合でも年収額との不一致でバレてしまうケースもあります。虚偽の発言はしないことが大前提ですが、もし偽った情報を伝えてしまっている場合は注意しましょう。
また、精神疾患などで休職を行っていた場合も年収との不一致で気づかれてしまうケースがあります。体調面を伝えない方は多いですが、後々バレてしまうケースも多いので注意が必要です。
税金額
税金額も源泉徴収票などから知られてしまいます。住民税なども前年から算出された額が天引きされるため、税金額から年収がバレるケースも多いです。税金額に関しては、年収がバレることで前述したようなリスクが生じると認識しておきましょう。
扶養家族の有無
源泉徴収票からは家族構成が知られてしまいます。扶養家族がいる場合にはその旨が記載されるため注意が必要です。家族構成が知られたからといって困ることはそれほどありませんが、虚偽の発言をしていた場合は注意が必要です。
対策次第で転職先はバレない
一般的には現職に転職先情報を知られてしまう可能性は低いです。しかしリスクは0とは言い切れません。どうしても転職先を知られたくないという場合は、しっかりと対策を講じておくことが重要です。
また、転職先には前職情報が一定部分知られてしまいます。バレても問題ないように虚偽の記載や発言には注意しましょう。