仕事を辞めたいと思った時、すぐに本当に辞めるかどうかは悩めるところでしょよね。「本当に辞めるべきなのか?」や「辞めて後悔しないのか?」など、仕事は生活の根幹なので多くの人が悩むのも当たり前のことです。
この記事を読んでいただくと、仕事を辞めたいと思った時の決断のコツや後悔しない退職が分かるようになります。直ちに辞めて良いのか悩んだら、まず辞めたい理由を自己確認することから始めて行きましょう。
仕事を辞めたいと思ったら、どうすべきなのかを解説していますのでぜひ参考にしてください。

- 案内人
『退職希望者』と『退職代行業者』の懸け橋になることを目標に本プロジェクトを立ち上げる。自分たちの退職時の経験から悩みに寄り添い、安心して利用できる退職代行業者のみを紹介する。

「仕事を辞めたい」と思ったら確認したい2つのこと
仕事を辞めたいと思う理由は、実にさまざまです。仕事を辞めたいと思ったら、まず確認したい2つのことがありますので紹介しましょう。
1.なぜ辞めたいのか理由や目的を知る
仕事を辞めたいのは、どのような理由があるからなのかを自己分析をするために書き出しをしてみましょう。実際に、仕事を辞めた人の理由は「給与が少なかったから」「会社の経営方針に不満があったから」「出産や育児のため」などの理由がいくつもあります。
書き出すのは、ノートでもスマートフォンでも構いません。頭の中にマイナスの感情がある時は、辞めたい理由が整理できていないままモヤモヤとしています。誰にも邪魔されることなく書き出すことで、自分に向き会えるのです。冷静に向き合うためにも、書き出しをまず行ってみましょう。
2.解決できない退職理由を抽出する
書き出しをすると、仕事を辞めたい理由が自分でも明確に認識できるようになります。理由は一つではない人も多いでしょう。書き出しの結果で、自分で解決できそうなものと自分では解決できないものが把握しやすくなります。
自己解決できない理由の抽出ができると、退職を検討すべき時期だと納得が行きやすくなるわけです。
自己解決できそうな悩みから向き合ってみる!
仕事を辞めたいと思った時、自己解決できそうな悩みだと分かったらまず向き合ってみるのが先決です。悩み別でどのような対応方法があるのかも紹介して行きますね。
方法1:休職をする・有給で休暇を取る
継続的な疲労が続いている、公私ともに多忙で体調が落ちているといった理由なら、まずは休暇を取りましょう。残業続きで気の休まる時もなく仕事に明け暮れていれば、心身疲弊してしまっても無理もありません。
もし、病気を発症したりメンタルの不調が起こったりした場合には、休職の選択肢もあります。
健康状態を取り戻すためには、休職や有給休暇も状況に応じて必要です。体調が回復したら、また万全な状態で仕事に復帰できるようになるでしょう。
方法2:スキル不足が明らかなら努力してみる
自分のスキル不足が明らかな場合には、努力してみると解決の手立てになります。スキルアップは、即座に叶うものではないにしても資格取得や語学学習などに時間をかけて身につければ先々役立つでしょう。
自分を変えたいという漠然とした目標があるのは、よりスキルアップをしたい意欲がある現れです。書き出しの結果から、自分がやるべきことが明確になってきます。
方法3:信頼のおける人に相談や交渉をしてみる
書き出しの結果で自分では解決できないものについては、信頼のおける人に相談や交渉をしてみましょう。自分で何とかしようと抱え込んでも、堂々巡りになる問題もあります。
たとえば、「能力や実績が正当に評価されない」「労働時間が長い」など会社側に問題がある時です。相談することで、解決できる足掛かりを作ってもらえることもあるでしょう。
自己解決できないものが多い時は退職を検討する
明らかに自分で解決できない理由が多い時には、今の仕事を辞めて退職を検討する時期に来ています。この状況になっている人は、仕事を辞めたい思いは深刻さを増すばかりです。
信頼できる人に相談をしても、会社側の歩み寄りが見られず期待ができない場合には、辞める潮時だと判断しましょう。
後悔しないために!退職後の4大リスクを知る
仕事を辞める決意をする際に、同時に仕事を辞めた時のリスクを考えておかなくてはなりません。退職後には4大リスクがあるので目を通しておきましょう。
1.転職先が決まらない不安・焦り
仕事を辞めるとその後、転職するまでは貯蓄を切り崩すか失業給付を受けるかなどで暮らして行かなくてはなりません。20代なら転職しやすいものの、年齢が進むにつれ転職が決まるまでに時間がかかることもあるでしょう。
不安や焦りも一層強くなることから、転職先が決まらないままで仕事を辞めた場合は、大きなリスクになります。
2.体調が良好になるまでの治療方針・費用
病気による退職をした場合には、体調を取り戻して働ける状態になるまでの治療方針も把握しておかなくてはなりません。
働ける体調になるまでに必要となって来るのが医療費や生活費の問題もあります。傷病手当金または失業給付で補えるのかも、非常に悩める点です。
休職をしたまま退職した場合、その間に病気が完治したり安定していたりすれば、転職活動も積極的にできるでしょう。
3.寿退社による再就職の停滞
確かに結婚を機に引越しや勤務先が遠くなるなどの理由で、やむを得ず仕事を辞めなくてはならない人もいるでしょう。また、仕事を辞めたい時に結婚を口実にする人もいます。
結婚を機に退職する「寿退社」は、キャリアが途切れるため再就職が停滞することも考えておきましょう。
再就職の際に、妊娠や出産ですぐに辞めざるを得ないのではないかと思われ、結婚前の条件では苦戦することも多くなります。仕事で実現したいことがまだまだあるというタイプの人は、こうしたリスクを考えておくようにしましょう。
4.介護離職で経済的・精神的な負担
介護離職することで介護と仕事の両立をしなくて済むようになります。「仕事は続けたいけれど、現実問題として仕事と介護の両立が難しい環境だった」という理由が、介護離職が理由の約6割を占めているのです。
やむを得ない介護離職ですが、離職により経済的な負担は重く精神的・肉体的な負担も続きます。
こうしたリスクを考え、介護と仕事を両立させるための介護休暇や介護休業・介護保険といった体制の整備も急務となっています。
決断が早いかも!?辞めないほうが良い人の特徴
今すぐ仕事を辞めない方が良い人には、以下の特徴があります。当てはまる人は、仕事を続ける方向で見直してみる方が良いケースです。
具体的な転職の目標が定まっていないとき
嫌なことがあり仕事を辞めたいと思い始め、すぐに辞めてしまうと問題から一時的に逃れられるでしょう。
しかし、具体的な転職の目標もないままだと一から目標を探して行かなくてはならない問題がでてきます。やりたい仕事内容の目標が定まっていないままだと転職にも相当な時間がかかることも考えられます。
目標がないままであれば、現在の職場にとどまり努力を重ねてみる道で模索するのが賢明でしょう。
漠然とスキルを活かしたいと思っているとき
スキルを直接活かす業務は、理想的ですがなかなか巡り会いにくいものです。今の仕事にやりがいを感じていない時に、漠然とスキルを活かせていないからではないかと考えることもよくあります。
スキルを歴然と活かしていくためには、具体的な目標も必要です。そうするとスキルアップが明確になりやり続けることで達成感を得られるようになるでしょう。
他者に責任があると思い込んでいるとき
仕事を辞めるしかないと考える人の中には、その原因がすべて会社や上司や同僚にあると思い込みをしている人もいます。
何か仕事がうまく行かないときに自分に問題があるのではなく周りに責任があると考えていると、もし転職してもそこでもまた上手く行かない可能性は高くなるでしょう。
本当に自分で解決できる理由がないのかも、見つめなおす方が結果的に得策です。
今すぐにでも決行!辞めたほうが良い人の特徴
一方、今すぐにでも仕事を辞めるほうが良い人の特徴は、以下をご覧ください。当てはまる人は、仕事を辞める方向で考えてみる方が良いケースです。
長時間労働や許容範囲外の仕事量に困っている
人手不足や経費削減のために、継続的に長時間労働や許容範囲外の仕事をさせられているなら、辞めた方が良い状態です。
悪質な労働環境下に置かれ続けているのは、体調不良にすでになっている可能性だってあるでしょう。慢性的な睡眠不足や仕事のストレスが蓄積されてしまうと心身を壊してしまいます。
労働基準法を順守していない労働時間で困っているという時には、仕事を辞めた方が環境を変えられます。
第三十二条
引用 労働基準法 | e-Gov法令検索
使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
人間関係の悩み・うつの症状に苦しんでいる
人間関係の悩みはどこの職場にも好きものですが、度を超えた悩みが続いている場合には、仕事の辞め時です。「仕事を与えない」「業務を教えない」「無理な仕事量を押し付ける」などの対応だとは、人間関係の悩みは根深いものがあります。
また、うつ状態に苦しんでいると「悪いのは自分」だと思いこんでしまうでしょう。うつ病を早めに治療するには、仕事を辞めて環境を整えるのが優先です。
各ハラスメントによる被害を受けている
仕事だからと頑張って来ても、妥協できないパワハラ・セクハラ・マタハラ・カスハラなどを受けているのであれば、仕事を辞める決断をすべきです。
被害を受けていても会社でハラスメントの申出をすると、さらに加害者の陰湿なハラスメントが増大する恐れもあり泣き寝入りしてしまうケースも少なくありません。
現にこうした被害を受けているのなら、一刻も早く仕事を辞める決断をするのが解決策になります。
キャリアップを目指せないと確信している
キャリアアップが目指せないと確信している人も、仕事を辞める時期が来ていると考えられます。少なくとも3年は同じ会社で継続してみる必要があると言われていたのは、過去の話です。転職が珍しくない現在は、1年でも転職の判断をしても問題ありません。
キャリアアップが目指せないと自覚しているのなら、新たな職場で頑張ってみるチャンスだと考えてみましょう。無理に我慢を重ねて今の仕事に固執し続ける必要はありません。
2016年の調査では、1年間に仕事に就いた方(入職者)のうち、
引用 厚生労働省 転職者の活躍に注目が集まっています!
入職前1年以内に就業経験がある「転職入職者」は6割を超えています。
決断しても行動に移すのはつらい!退職代行の選択肢もあり
仕事を辞める決断はできても、退職への行動を移すのはパワーが必要になるものです。この段階で踏みとどまってしまうといつまでも悩みが解決されません。行動に移そうとしてもメンタルが弱く奮起できない人だっているでしょう。
そのような場合には、「退職代行」を利用する手もあります。退職代行という業務が広まってきたのはここ数年のことなので、疑問や不安があれば詳しい内容をまず把握してみてから検討してみると良いでしょう。

辞める決断ができたら退職を行動に移すのみ!
仕事を辞めたいと思ったら、辞めるか辞めないかの葛藤は誰にでもあります。後悔をせずに仕事を辞めるためには、決断のコツや確認すべき特徴を抑えて、まず仕事を辞める決意を固めましょう。
仕事を辞めるリスクも知っておくと、本当に後悔しない選択になるのかも自分に問いかけることもできます。そこからは、退職を進める行動に移すのみです。仕事を辞めたいと思ったら肝心な決意さえすれば、あとは流れに合わせて淡々と進めていくという心構えで進めて行きましょう。