看護師の悩み

辞められない看護師の悩み|スムーズな退職方法を解説!

仕事の選択は誰にでもある権利ですが、看護師業界は特に辞めたくても辞められない人が多いといわれていますよね。みなさんも「退職したい!」という思いを抱えつつ、そのまま働いてしまっているのではないでしょうか?そこで今回は同じ悩みを抱える看護師の声を参考に、思うように辞められない時の上手な対応方法を一緒に考えていきましょう。

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状況別!辞められなくて悩むTwitter紹介

SNSの中でも特に本音渦巻くTwitterを調べてみたところ、退職できない悩みを持つ看護師はたくさんいることが分かりました。ではみなさんどうして看護師を辞められないのか、その理由を状況別に紹介していきたいと思います。

人手不足を強調される

看護師業界は常に人手不足ともいわれているように、「抜けられたら困る!」と退職を拒まれるケースは多いようです。確かに残される側からするとその分大変になるわけですから、余裕のない職場では人員確保に必死になってしまうのでしょう。

「3年は続けるべき」と言われる

社会人なら誰でも1度は耳にするかと思いますが、仕事は「3年続けるべき」とよく言われていますよね。看護師業界は昔ながらの縦型社会で柔軟制に乏しく、そのため「3年は~」と考える人はまだまだ多いです。

また研修プログラムが2~3年と多岐にわたっている場合、特にその傾向が顕著になるようですね。

受けた恩を盾にされる

どんな人でも仕事は誰かに教わって覚えるものですが、その恩を盾にされるケースも少なくありません。先に触れたように看護師は縦型社会ですから、特に看護師歴1桁代の方が多く経験する拒否理由のようですね。

協調性について言及される

看護師は専門職であり小さな組織の中で仕事をするため、仲間意識が強くなりやすい環境にあるといえます。そのため辞める=裏切りのように感じてしまい、退職に関して過剰に反対の意向を示す人もいるのです。

また職業柄責任感が強い人が多いですから、「私たちがやらなくてどうするの!?」と考えられる傾向もあります。

間違った就業規則で考えられる

円満退職するのであれば、退職の意思表示は就業規則に則って行うのがベスト。しかし中には先輩が規則を間違えて覚えてしまっているために、正しい期間に申し出ても「○ヵ月前に言わないとダメ」と断られることがあるようです。

両親の同意を求められる

稀なケースではありますが、退職に関して両親の同意があるか尋ねられることもあるようです。看護師になるまでの学費は奨学金でまかなうこともできますが、両親に出してもらっていた人の場合、周りから心配される可能性もあるということでしょう。

言い出せない

やはり看護師は大きな責任を伴う仕事のため、状況によっては退職の相談をしづらくなることも。確かに忙しい時期と重なると、気が引けて言い出しにくくなってしまいますね。

辞められない理由は引き留め文化にあり!

退職で悩む看護師のリアルな声を見てきましたが、その多くが意向を示した後に説得されていることが分かりましたね。人手不足・縦型社会などさまざまな要因が考えられますが、看護師業界は離職希望者への引き留めが常習化していると考えていいでしょう。

不思議なもので、人は「まだ居てほしい!」と言われることに弱いです。いくらその時退職の意思が固くとも、誰かに必要とされていることを目の当たりにすると満更でもない気持ちになってしまいます。

これは心理学者マズローの欲求5段階説と照らし合わせると、人間の根底にある親和欲求や承認欲求に当てはまります。つまり引き留めは離職を一時的に食い止めるのに非常に効果的な方法であり、職場に残される人にとって最後の砦となっているのです。

引用元:Nomura Research Institute『マズローの欲求階層説』

なぜ看護師は辞めさせてくれないのか?

みなさんの他にも思うように辞められず悩む看護師はたくさんいましたが、一概に引き留め自体が悪いこととはいえません。あなたのためを思ってかけられる言葉もありますから、ここで看護師業界に引き留めが多い理由を確認しておきましょう。

理由1:考える時間を設けるため

「退職したい」と思う気持ちは蓄積型だけでなく、突発的な要因でも引き起こされる感情です。冷静になることであなたの中から退職という選択肢が消える可能性も考慮し、「ゆっくり考えてほしい」という思いを込めて引き留めているケースもあり得ます。

理由2:あなたのためを思っている

今後の活躍に期待されている・まだ職場で学べることが残っているのなら、引き留めはあなたのためを思っての可能性が高いです。例えば今の職場が最新の技術を学べる環境であったり、教育制度が整っていたりなどの状況に考えられるケースですね。

「この現場を辞めるのはもったいない!」と言われた場合などは特に、他意はなく本心からアドバイスしてくれているのかも知れませんよ。

理由3:原因に対処する構えにある

もし退職の意向を伝えた際”何故辞めたいのか”についてしっかりヒアリングが行われた場合、職場の環境改善にきちんと向き合ってくれる・すでに改善中であるのかも知れません。

頭ごなしに引き留めるのではなく理由を明確化させるのは、辞めたい人の意見を改善案に反映させたいということ。つまり引き留めは「チャンスをもらいたい」という上層部の意思の表れの可能性もあるというわけです。

理由4:人手が足りない

看護師業界全体で引き留めが慣習化している大きな原因は、やはり慢性的な人手不足にあります。

少子高齢化社会で看護師の需要は増える一方でありながら、肝心の看護師の離職率は高いまま。ギリギリで回している病院やクリニックも少なくはなく、人手不足が深刻な職場であれば引き留めも仕方ないことといえるのです。

引用元:日本看護協会「2016年 病院看護実態調査」結果速報

理由5:師長にとって不都合

退職希望者を引き留められるもう1つの理由として考えられるのが、師長にとって不都合であるということ。部下の退職があまり多いと周りから管理責任を問われるため、師長にとっては嬉しくない事態となるのです。

あなたの他にも退職者が多い職場なのであれば、師長の焦りから引き留められる可能性も高いといえるでしょう。

辞めさせてくれない時の対処法3つ

引き留められる状況やその理由も色々ありますが、いざあなたが引き留められた時どうすべきか、それを考えておかなくてはいけません。最後に退職を引き留められた際の対処法をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

その1:規則を提示する

万一言い出すタイミングを辞めさせない理由として持ち出されたら、就業規則の「退職は○ヵ月前に申し出る」が明記された箇所を印刷して提示すると良いでしょう。中には申し出るべき時期を勘違いして記憶している人もいるので、正しい規則を提示してあげればそれ以上引き留められなくなるはずですよ。

その2:労働基準監督署に相談する

理不尽な理由で退職させてもらえないのであれば、「労働基準監督署(労基)に相談します」と伝えると効果的です。職場側に非がある場合監査は避けたいところなので、労基という後ろ盾を知っている・相談することも辞さない姿勢を見せればスムーズに辞められることでしょう。

なお初めから相談しに行くのももちろんOKですが、穏便に事を運ぶなら口頭で労基について言及するに留めるのがベストです。

その3:言えない時は退職代行サービス

退職について言い出しにくい・何度も引き留められるが穏便に退職したいという方は、退職代行サービスに相談してみてはいかがでしょうか。

退職代行サービスならあなたの代わりに意思表示を行ってくれる他、場合によっては依頼後一切出勤せずに済むことも。手段の1つとして覚えておくと、万一の時役立つかも知れませんよ。

以下の記事では退職代行マイスターおすすめの退職代行サービスを紹介しています。もしもの時はぜひ併せてチェックしてみてください。

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引き留め=悪いことばかりじゃない!気持ちを受け止めて行動することが大切

看護師業界は退職希望者の引き留めが常習化していますが、引き留め自体は悪いことではないこともお分かりいただけたことでしょう。引き留められた時の対処法もいくつかご紹介しましたが、1番はあなたと職場側双方が納得する方向に進むこと。職場側は何故あなたをすんなり退職させないのか、その理由をしっかり考えることから始めるのが肝心ですよ。

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